初めてでもわかる 包丁の研ぎ方【事前準備編】 

その他アイテム包丁砥石
この記事は約11分で読めます。

はじめまして、みなさんこんにちは
包丁blog開設してる、odaです

<strong><span class="fz-18px">oda</span></strong>
oda

みなさん、どうも!!

<strong><span class="fz-18px">oda嫁</span></strong>
oda嫁

はじめまして、嫁です。

あたし必要??

今記事は包丁の研ぎ方【事前準備】編ということで、
包丁を研ぐ前にしておきたい準備や必要な道具を
一から十までまるっとお話ししていこうと思います。

実は、事前準備は意外と大事で、これが出来ていないと後でつまづいたり、作業を一時中断したりと
なかなかスムーズに作業が出来ずイライラしてしまう事があります。
そんな事にならないよう、研ぐ前に大切な準備と必要な道具をお話ししていこうと思います。

おやっ、?

そんなん知ってるわー。
そんなんいいから研ぎ教えろやー。
早よ、研げやー。
と、思った方、又は、おっしゃった方は是非事項の

包丁の研ぎ方【両刃編】は、下の記事で解説してるよ。

包丁の研ぎ方【和包丁編】は、下の記事で解説してるよ。

へお進みください。
それぞれ研ぎ方が違うので参考にしてみてわ。

一方で

まだ研いだことない方、研いでみたいけど何を揃えたらいいか分からない方は、
是非当記事を参考にしてみてはいかがでしょう。

この記事を見て大切な大切な包丁を研いでみる準備、はじめてみませんか。

また当ブログは、包丁 に特化した包丁blog です。
特に包丁に詳しくない方でも、このブログさえ見れば包丁 のすべてがわかるよう、
磨きをかけた内容のblogにしていきたいと思っております。
もし当ブログが皆様の参考になれば幸いです。
少しでも包丁 に興味がある方は是非、見てみてください。

最新記事一覧

はじめに

前述した通り、

包丁を研ぐことが出来ればお気に入りの大切な大切な包丁を一生物にすることが出来るが
そんな包丁を研ぐ前に大事な事があるんです。

それは事前準備。

それが出来てこそ、研ぎの工程に入れるのです。
ここでは、その大事な事前準備について詳しく、
そしてその後は研ぎの工程へと順を追って解説をしていいこうと思います。

是非、最後まで見て包丁を研ぐ技術を知り
今お使いの包丁や、お気に入りの包丁や、大切な大切な包丁、長年使い込んできた包丁を
一生物にしてみてはどうでしょう。

事前準備

実は包丁を研ぐ際には砥石以外にも必要な道具や、事前に確認しておきたい事がいくつかある。

えっ?砥石だけでいいんじゃないの?
えっ?事前に確認しておきたいこと?名前?年齢?住所?

そう思われるだろう。

いや、そう思われただろう。

確かに砥石だけでも研ぐことは出来る。そう、研ぐこと。は出来るのだ。
そして事前の確認もそうだ。
確認なんかしなくとも研ぐ事はできる。そう、研ぐ事。は出来るのだ。

ただ、

僕が幾度となく包丁を研いできて、その経験と感覚からお話しすると、

砥石だけで十分だ。
そして確認もいらない。

しかしそれだけだと実際はどうだろう。
あまりにも作業性が悪く、包丁を研ぐ前の段階で嫌になる気がする。

だから基本のアイテムは勿論、これはあった方が便利、無いと不便、などそんな道具の紹介や
研ぐ前にあらかじめ確認をしておきたい項目を紹介していこう。

みなさんも包丁を研ぐ際は是非、参考にしてみてはいかがでしょうか。

確認事項

確認作業では研ごうとしている包丁の現在の状態を確認していきます。
包丁の種類や構造、材質なども分かっていれば尚よいです。
なぜかというと種類、構造、材質によって研ぎ方や研ぐ場所、角度、砥石などが変わってくるからです。
可能であれば以下でまとめた内容は確認をしておきましょう。

もし包丁の種類、構造、材質に不安がありましたら下にどうぞ↓↓↓↓↓↓
包丁について詳しくなれる記事にしてありますので是非見てみてください。

包丁の種類と選び方 オススメな種類は、下の記事で解説してるよ。

では早速準備として

確認事項①刃の種類

ここの確認で
包丁の研ぐ箇所が分かります。

刃の種類ですが片刃(和包丁)か両刃(洋包丁)かになります。
それにより一番大事な研ぐ場所を抑えることが出来ます。
後述しますが和包丁の場合、良く研ぐのは片側のみで裏側はそこまで入念に研ぐ必要はないのです。
反対に洋包丁は両面研ぐ必要があり、片刃包丁のように片側のみ研いでしまうと切れが悪くなるだけでなく、最悪切れなくなってしまうことがあるので注意が必要です。

確認事項②材質の種類

ここの確認で
使用する砥石が分かります。

材質の種類とは、研ごうとしている包丁の材質です。
鋼なのか、ステンレスなのか、はたまたセラミックなのか。
それにより相性の良い砥石が変わってくることがあるからです。
セラミックなどの硬い材質の包丁はセラミック用の砥石を使用することをおすすめします。

確認事項③刃の状態

ここの確認で
使用する砥石の番手や研ぐ際の角度が分かります。

刃の状態の確認は最初に使用する砥石の番手を決めることが出来ます。
欠け、変形、歪みがあるか良くチェックしておくとよいでしょう。

大きな欠けや、変形した包丁を研ぐ場には荒砥石の使用をおすすめします。

準備する道具

準備する道具として前述した通り
単に切れなくなった包丁を戻すだけであれば砥石だけでも十分研ぐことが出来るのですが
研ごうとしている包丁の状態、研ぎ終わりのイメージなど、その程度によって必要な道具、使うアイテムも変わってくるのです

ここでは、最低限あった方が良いアイテムと、
それをどのように使っていくかを解説していきます。

最低限必要な道具

まずは、最低限必要な道具から

包丁 砥石 

では、一つづつ紹介しよう

包丁

ま、、言わずもがなです。
これ無いと何研ぐ??ってなりますからね。
後は省略。

包丁の形状、状態を確認し、研ぎの完了の設定をイメージしておきましょう。
どんな形に、またはどんな切れ味にしたいかなどゴールを決めておくと作業がスムーズに進みます。
ここポイントでイメージをしておかないと、どこまでも研げてしまうのでゴールの設定は是非おすすめです。

砥石

一番重要と言ってもいいのが砥石。
番手もピンからキリまでありすが、特に何もなければ中砥石を使うと良いでしょう。
包丁の状態や仕上げのイメージで変わってくるので一概には言えないが、中砥石で完結できる場合が多いです。
なので複数持てない方は#800~2000程度の中砥石をおすすめします。
僕も最初は中砥石から、はじめました。
ですが、もし余裕があるのであれば荒砥石、中砥石など複数持つことをおすすめします。
理由は、包丁の状態に合わせて変えていけることの他に、実は役立つポイントがあるんです。
それは後程。

ここでポイント
包丁の状態に合わせて使用する砥石を変えていこう

欠け 変形 錆び がある場合
荒砥石 #80~#600程度

欠け、変形、錆びなどもなく、切れを良くしたい場合
中砥石 #800~#2000程度

刃付け、裏押し、光沢をつける場合
仕上げ砥石 #3000~

砥石についてもっと知りたい方はしたから↓↓↓↓↓↓

砥石の種類や特徴は、下の記事で解説してるよ。

あると便利な道具

そして次にあると便利な道具

砥石固定台 面直し用砥石 桶 ペットボトル 鉛筆 布巾(数枚) 新聞紙

続いてあると便利な道具

上記に加えあると便利ーなな道具、アイテムを紹介します

砥石固定台

砥石を固定する台です。
包丁を研いでいる際に砥石が前後にずれないようにする目的と
高さを出して包丁を研ぐ際に手が下に当たらないようにする目的があります。
実は、濡らした布巾でも多少のずれ防止にはなるのですが、確実に固定したい場合や、
砥石が薄い場合など、固定台があると手が下に当たらず、スムーズに動かせるので非常に便利です。

面直し用砥石

面直し用砥石は砥石の面を平らにする為の砥石です。
ん?何言ってるのかわからない。なんて声が、、、。
どういうことかというと、
砥石で包丁を研いでいると、包丁はもちろん研げていきますが同時に同じだけ砥石も研げていきます。
目では平らに見えても必ず砥石も凹んできますが、それが普通です。
逆に凹まない砥石では、包丁を研ぐ事はできません。といっても良いいくらいです。
その凹んだ状態で、包丁を研ぎ続けると包丁も凹んだ砥石に沿って歪みが応じてます。
そうならないように、砥石の面を平らにするアイテムです。

ここでポイント

面直し用の砥石がない、いちいち買えない。なんて言う方は必見。
実は専用の砥石が無くても面直しは出来るんです。

砥石が一つしかない場合
自宅にコンクリートブロックや赤レンガがある方は代用が可能です。
無い方は側溝のブロックなどで擦りましょう。

砥石が複数ある場合
砥石同士を重ね合わせた、『共擦り』で面直しが可能です。
なるべくお互いの番手が近い方が良いですが、離れていても時間はかかりますが
面直しはできます。

詳しくは包丁砥石のオススメから↓↓↓↓↓↓

包丁の種類と選び方 オススメな種類は、下の記事で解説してるよ。

鉛筆

鉛筆なんか何に使うねんっ。
という声が聞こえて聞こえてきそうですが、、、。
さらにいうと、シャープペンやボールペンではダメです。
何でやねんっ。シャープペン使わせれっ。
という声が聞こえて聞こえてきそうですが、、、。

鉛筆は前述した面直し用砥石で砥石の面を平らにする際に使用します。
使用方法は、簡単。
詳細は、後程。
とりあえずあるとすっごい便利です。
短くて使えなくなった鉛筆、シャーペンのおかげで出番が少なくなった鉛筆、引き出しの奥底でホコリまみれになっていた鉛筆君。
是非、使ってあげてください。

桶は水をためる桶です。
これは包丁を研ぐ場所にもよりますが、桶に水をはって、研いだ後の包丁や砥石の砥糞を容易に流せるようにする為です。
僕も長年桶は使用せず蛇口一筋で研いでまいりましたが、実際に桶を使用してみて桶の便利さには感激しました。
理由は、これさえあれば包丁を研ぐ場所を選ばなくていいんです。
ここでしか研げなかった、あそこでしか研げなかったが無くなります。
是非、おすすめします。

ペットボトル

これは汚れた包丁や、砥石についた砥糞、または手を
水で流す為の水を貯めておく為のペットボトルです。
包丁を研ぐ場所にもよりますが、蛇口からすぐに水を出せる環境下で作業が出来るという方は、必要が無いと思いますので次へどうぞ。
とは、言いません。
本当ですか??
本当に蛇口がそばに合って、砥石を動かさずとも砥糞を水で流したり、掛けたりできていますか??
実はこれ、蛇口がすぐそばにあるけど毎回流す時は砥石をずらして流してまーす。なーんていう人は必見。
ペットボトルに水を入れておけばわざわざ砥石をずらさずとも流すことが出来るのです。
これが意外と凄い便利で。

実は、僕も蛇口はすぐそこにありますが毎回水、用意しています。
ここでしか研げなかった、あそこでしか研げなかったが無くなりますし、毎回汚れた手で蛇口を触らなくて済む。
是非、おすすめです。

布巾

布巾は砥石の下に敷いたり、研いだ後の包丁を拭いたり、飛び散った汚れを拭いたりと
色々使うので数枚は用意しておくことをおすすめします。
また、濡らした布巾は砥石の滑り止めにも使えますので、結構重宝します。

ここで注意

一度作業で使用した布巾は、研ぎ専用布巾として使うことをおすすめします。
理由は、衛生的にもそうですが鉄独特の匂いがあり、それがなかなか取れないのと
他に匂いが移ってしまわないようにする為です。

新聞紙

新聞紙は包丁の水気をふき取ったり、切れ具合の確認に使用します。
良くネットやYouTube動画を見ていると新聞紙で包丁の切れ具合の確認をしているのを見ますよね。
そう、あれです。
研いだ後の切れ具合の確認の他、小さな引っ掛かりの発見や、研いだ後のバリ取りなど意外と重宝するんです。

あると意外と便利ですし、必ずと言っていいほど常備してます。
ただ僕は新聞を契約していないので、祖母から貰っています。

ここでポイント

実は、新聞紙で水分をふき取ることはただ単に水気を取るだけではなく、意味があるんです。
それは、新聞紙のインクが包丁にうっすら付着する事によって、包丁を錆びにくくさせる作用があらしいのです。

これはとある超有名ホテルで、現役料理人として働いている友人が元料理長から聞いた、噂話です。
信じるか信じないかは、あなた次第。

事前作業

砥石を水につける

砥石は事前にたっぷりの水の入った桶につけておきましょう
時間は概ね10分から20分くらいで良いですが、一つの目安として砥石から気泡が出なくなれば
砥石が水を含んだという事なので、目安として覚えておきましょう。

注意として
砥石の種類によって水に漬けなくても良い砥石や、漬けすぎると変色や変形などをおこし、最悪割れてしまう砥石の種類もありますので購入した際はしっかりと注意書きを確認してから行うことをおすすめします。

また、購入した際に確認し忘れた場合や忘れてしまったなどの場合は他にも確認方法がありますので
以下の

砥石についてもっと知りたい方はしたリンクから↓↓↓↓↓↓

砥石の種類や特徴は、下の記事で解説してるよ。

をご覧ください。

きっと自分の砥石がわかるはず!!!!

研ぐ前に

早速ですが、準備と確認作業が終わりましたら研ぎの作業にはいります
先ほどの事前準備で水につけておいた砥石を濡らした布巾の上や砥石台に乗せ固定しましょう

そして研ぐ前には、もう一つ大事な作業があります。
それは、砥石の面直しです。
新品の砥石は面直しの作業は必要ありませんが、一度でも包丁を研いだことがある砥石は必ずと言っていいほど
凹んでいる状態になります。

その砥石で包丁を研いでしまうと包丁も砥石の形に添って変形してしまう可能性があるので
研ぐ作業をする前には必ず面直しを行いましょう。

砥石の面直し

前述した通り砥石の面直しは非常に重要になります。
包丁を研ぐ際は砥石が平らな状態でなければいけません。
どんなに上手に包丁を研ぐことが出来る熟練の方でも、凹んだ砥石では綺麗に研ぐ事はできず、
逆に熟練した人ほど砥石を常に平らな状態に保ててると言えます。
面直し作業がどれだけ必要なのかはお分かり頂けると思います。
タイミングは人それぞれあると思いますが、少なくとも研ぐ前、仕上げのタイミング、砥石を交換した際はやっておきたいと思います。

包丁の研ぎ方

事前準備、面直し作業が終わりましたら早速、研ぎに入りましょう。
ですが前述した通り、研ぎ方は包丁の種類、片刃(和包丁)、両刃(洋包丁)で研ぎ方が異なる為、ここでは割愛いたしますが下に種類別で用意しておりますので是非見てみてください。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

包丁の研ぎ方【両刃編】は、下の記事で解説してるよ。

包丁の研ぎ方【事前準備編】は、下の記事で解説してるよ。

それぞれ詳しく解説してますのでよかったら見てみてください。

砥石の番手

ここでは包丁を研ぐ際に必要な砥石の番手をお話ししていこうと思います。

砥石には数多くの種類がありその包丁の状態によって使用する番手が異なってきます。
たとえば、長年使っていなかった錆びや欠けのある包丁を研ぐ場合と新品の包丁に刃付けをする場合では
砥石の番手はもちろん、その前の作業も必要になってきますよね。

是非砥石の番手を選定する際に参考にしてみてください。

まとめ

いかかでしたか。
包丁研ぐだけでも意外と準備があるんですね。
ただ、ここで述べた準備作業や道具などは人それぞれなので
これが無きゃできません。って訳ではありませんので参考程度でいいと思います。

また繰り返すますが、単に切れなくなった包丁をその場しのぎで元に戻すだけなら
砥石を使わずともシャープナーやヤスリでもよいでしょう。

ただ少しでも大切に使っている包丁や、大事大事にそして丁寧に使っている包丁、
コツコツと汗水流して初めて買った包丁、大切な人からの贈り物の包丁、
毎日毎日家事に追われ疲れたてた妻がやっとの思いで作る夕ご飯のおかずを少しでも切れ味のよい
包丁で作ってもらおう。

そんな事を思ったことのある方は是非、砥石で包丁を研いでみてはいかがでしょうか。

きっと違いが分るはず!!

タイトルとURLをコピーしました